この度の施工は、ホームページよりお問合せを頂きご縁となりました、さいたま市北区のS様です。
近年遮熱や断熱と言ったキーワードが、塗料業界で流行る勢いで、どこでも目にする事と思いますが、
各社が出している塗料においても、用途などが様々です。
今回は、日本中央研究所社製の「アドグリーンコート」を屋根に使用致しました。
外壁は、日本ペイントの「パーフェクトトップ」で行いました。
当店においてカラーシミュレーションを作成し、この度の外壁のカラーを選んで頂きました。
アドグリーンコートとは?
アドグリーンコートの特徴、私共がなぜ仕様で選定しているのか?を簡単に説明させて頂きます。
アドグリーンコートは、建物を夏は涼しめにする、と言う塗料であります。
その涼しめ?にするメカニズムをお話させて頂きますね。
夏場の気温の上昇による暑さ、体温が異常に上がり不快になる。
これは全て太陽光の熱によるものと言われています。
しかし、太陽の熱が直接地上に来れば、熱いどころか、全体が焼けて火事になります。
何千度という熱にあたれば、当然そうなりますよね。
ところが太陽から地球、地上に熱が来る事を、熱伝導とも言いますが、赤外線と呼ばれる電磁波で地上に揺れながら(ある波長で)降りてきます。
これは電子レンジにも応用されているのですが、物に含まれる(人体もそうですが)ある波長の電磁波で分子(水分)を揺らした時に、熱が発生し温度が上がると言う仕組みになっています。
冷凍食品などは分子(水分)を揺らされる事によって、温められるのです。
人が暑く感じるのは、身体の分子が電磁波によって揺らされているから、その揺れが強ければ強いほど暑いと感じるのです。
このアドグリーンコートは、地球上に降りてくる電磁波が物体に届いた時に、その電磁波をクダけて申し上げると「赤外線を緩和させる」と言う役割を担う塗料なのです。
屋根や壁に塗付した際に、その表面においては、特殊なセラミックを使っており、結果として赤外線を抑えられ、室内に入る輻射熱温度を抑制と言う効果になります。
電機製品など、昔はパソコンも大変分厚いものであったかと思います。
それはパソコンの中の機械温度を下げる為に、空調機器を入れていたので、薄型のものは出来なかったのです。
身近で言えば、携帯電話も、今は薄型ですが、半導体は熱を持ちやすいので、その部分にもこの製品に使用されている特殊セラミックスを混合する事により、薄型でも火傷せず持てるようになっています。
詳しくは、日本中央研究所のサイトでアドグリーンコートの説明が記させております。
こういった、日本中央研究所の技術が応用されているのは、塗料だけではない事を分かって頂けるかと思います。
当店では、この技術など大変に素晴らしいと感銘をうけて、日進産業のガイナ(塗る断熱材)と同様に、施工アイテムにラインナップさせて頂いております。
お話が逸れましたが、S様邸も大変に素晴らしく仕上がりました。
当社は、日本中央研究所(株)の認定施工店です。